常温~冷凍まで、幅広い商品の取り扱いが可能。低価格・ハイクォリティの通販物流専門サービス
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掲載記事 物流ニッポン

2021.07.06 15:52

物流ニッポン2021年6月29日に弊社の取り組みが掲載されました。

初の冷凍・冷蔵倉庫 9月稼働 食品EC物流に進出

【大阪】通信販売物流を手掛ける物研(土肥克次社長、堺市中区)は9月から同社初の冷凍・冷蔵倉庫を稼働させ、需要が拡大する食品のEC(電子商取引)物流に乗り出す。食品の取り扱い開始を機に、新型コロナウィルス禍でネットショップを使った料理の販売を始める飲食店の物流支援や、賞味期限の迫った食品をECサイトで安く売るといったフードロス削減の取り組みも検討している。

同社はインターネット通販向け物流代行やサードパーティー・ロジスティクス(3PL)による流通支援サービスを得意としているが、新型コロナ感染拡大の影響で荷量増減の波が大きく、多様な分野の商品を取り扱う必要があった。コロナ禍でも更に伸長する食品EC市場の物流需要を取り込むため、1億円ほどを投資して今回の冷凍・冷蔵庫の設置を決めた。大阪府和泉市に構える高床式3階建ての物流センターの1階部分、1020平方㍍を冷凍。冷蔵庫に改装。これにより冷凍・冷蔵・低温・常温の4度帯対応の倉庫となる。冷凍機6台、冷蔵機4台、空調機6台に加え、ソーラーパネルを設置して環境・BCP(事業持続計画)にも配慮する。1階事務所でモニタリングしてセキュリティを高めるとともに、温度を集中的に管理。IoT(モノのインターネット)を使った空調管理システムを導入し、空調トラブルや故障に素早く対応できるようにする。

食品の取り扱いをきっかけに、オンラインで料理の販売を検討している飲食店の支援や、フードロス削減の取り組みも考えている。「冷凍・冷蔵庫の空きスペースが足りない」「受注・梱包作業に時間と人を割けない」といった課題を抱える飲食店へ、ECサイトの立ち上げや運営の援助を含めた総合的な物流業務を代行。また、同社は売れ残った衣類のタグを付替え、ネットショップで低価格で販売する「グリーンタグプロジェクト」など、SDGs(持続可能な開発目標)に積極的に取り組んでおり、食品についても廃棄削減目指す。協力してくれた荷主の宣伝にもなるよう工夫しつつ、賞味期限に近付いた在庫を同社のECサイトで安価で販売、その後も残った場合は貧困世帯の子供たちを支援する「子ども食堂」への提供や、肥料として活用することを検討中だという土肥社長は「食品を保管する設備はあるが、EC・通販物流のノウハウもあるという会社はそれほど多くない。両方持つ強みを生かして事業を拡大しつつ、環境への配慮や地域社会への貢献も推進していきたい」と話している。

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