【新】日本列島改造計画論
かつて、「今太閤」「コンピューター付ブルドーザー」などと言われた大物政治家がいた。
今の若者でも名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。田中角栄である。
田中は新潟という日本海側に立地した地方出身の政治家だった。
そこが田中の原点であり、政策の根幹であったと考える。
1972年 自由民主党総裁選挙まじかに壮大な政策ビジョンを掲げた。
日本列島改造計画論である。
工業再配置、交通、情報通信のネットワークを地方へ分散し、人ともの、金の流れを
日本列島の隅々まで行き渡す。というものだった。
田中は物的な建設を中心に公共事業に力を入れていった。新幹線が拡がり、高速道路
が拡がる地方への流れを推し進めていった。
たしかに、世の中は活気づいた・・・。しかし、闇のお金も流れて行った・・・。
田中が創ったビジョンは高度成長という日本に活気を生んでいったが。
同時に、政治的数の理論と闇のお金を副産物的に生んでいった。
田中の意思を継いだ政治家たちは、企業とお金の関係を受け継いでいった。
それを改革したのが小泉政権である。「自民党をぶっ壊す!」というスローガンで
クリーンな政治を取り戻す原動力となったが・・・。 公共事業の廃止や民営化の
推進によって。地方の切り捨てやお金が動かない世の中を美徳とし経済の低迷を
招いたのも事実である。
そこから政権が交代し、さらなる経済の低迷を引き起こした。
公共事業は本当に悪なのか?そんな問いもささやかれる・・・。
そこから、今を考えてみよう。
あれから40年・・・。その時代には無かった、インターネットという技術がある。
いわゆる、情報革命によって人々がどんどん近くなっていく。
コミュニケーションの質は軽度化していったが・・・。量は益々増大して行くだろう。
流通の変化も留まることをしらない。ネット通販によって流通網が大きく変化していく。
ネット通販による情報流通革命は未だ進化中である。
ネット通販の現状は、大都市圏への流通が8割を占めるといってもいいだろう。
しかし、本来のネット通販は地方の人や高齢者にとって利便性が高いものである。
自宅に居ながら情報や物が買える。買物難民を救済するリアルな手法である。
情報と物的流通の進化がかつてのビジョンを新たな形で実現化していくのである。
都市と地方を繋ぎ、過疎と過密の同時解消を実現させる。
まさに!【新】日本列島改造計画論となる!
TPPも本格化し、国家間の自由経済も進む中では
大東亜共栄圏(アジア)改造計画とも言えるだろう。
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