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EC物流現場の改善 3S報告会【ONE TEAM】

2022.03.23 15:05

いよいよ、2022年度の3S勉強会が開催されます。今年は、コロナの影響によりスタート時期が遅れましたが、その分新たなメンバーを加えて活動内容も強化されています。

3拠点をZoomでつなぎ、キックオフ!しました。「全てはお客様の為」が判断基準という言葉にやりがいをもって活動していきたいと思います。


◆3S活動の目的・意義

・人財育成 人の可能性を信じて創意工夫できる人を育てる

健全な「心流」を持った人財の育成 主体的に行動し正しい意思決定ができる人

・判断力を身に付ける。 全てはお客様の為。が判断基準

・決断力を身に付ける。 自分自身で決めることによって責任感を養う

◆3S全体ビジョン

・安全第一!!笑顔があつまる明るくきれいな職場作り

◆2022年 全体スローガン

・継続は力なり「最後までやり遂げる」

 


 

◆ 3S活動とは

1・整理(seiri) 要るモノと、要らないモノを分類し、要らないものを捨てること

2・整頓(seiton) 要るモノを、誰にでも、すぐに取り出せるようにすること

3・清掃(seisou) ゴミや汚れがない綺麗な状態を維持すること

3S活動を日常にしていくことで、多くのムダが発見されて、効率よく仕事が進んでいきます。異常と正常が明確になり、事故、誤出荷の無い、安心・安全な職場環境が整備されていきます。

◆ トヨタ生産方式つのムダ

トヨタの現場では「ムダ」を嫌い、次の7つのムダを徹底的に排除します。

(1)作りすぎのムダ
作りすぎると仕掛かり在庫が増え、(5)のムダが生じます。どうせいずれ使うからとすぐに必要でないモノを作ると、生産計画や設計の変更で使わなくなることがあります。

(2)手待ちのムダ
自工程で作業するための部品、材料、工具、指示などいずれかが不足で、作業を始められない状態です。待っている時間の労賃が無駄になり、機会損失が生じる可能性があります。

(3)運搬のムダ
製造において真に付加価値を生みだすのは、加工、組み立て、検査などの作業であり、運搬は価値を上げない必要悪の活動ですから、少ないほど短いほど良いわけです。

(4)加工そのもののムダ
価値を生み出すはずの加工だからと言って安心してはいけません。必要な機能を得るために最小限の加工になっていることを、常に確認し続ける必要があります。VE/VAの精神に通じます。

(5)在庫のムダ
在庫品を手に入れるには費用がかかっています。それを眠らせておくことは、使えない現金を倉庫に置いておくことと同じです。また、在庫している間に経時変化で劣化したり、保管や移動、管理に費用がかかります。

(6)動作のムダ
加工のムダに近いもので、探す、しゃがむ、持ち替える、調べるなどの動作は価値を生み出しませんから、工夫してこれらを省くようにする必要があります。

(7)不良をつくるムダ
これはすぐわかりますね。せっかく材料費、加工費をかけて作ったモノが使えなければ、ムダ以外の何物でもありません。作り直すだけでなく、良否選別や不良品の廃棄にも費用がかかります。

トヨタ生産方式の改善活動は世界的にも「カイゼン」という言葉になるほど有名であり、そのことがトヨタの強みとも言えます。この7つのムダをEC物流の現場に置き換えてみたらどうなるでしょうか?

👇通販(EC)物流の現場に置き換えると👇

◆ EC物流現場の7つのムダ

(1)作りすぎのムダ
EC物流の現場では、日々、多くの商品をピッキングし梱包して発送しています。そこで事前にダンボールを組み立てておいて、梱包作業のスピードアップを図ろうとします。しかし、その日のオーダーによって商品の量やサイズが違います。そこで作りすぎていると、準備していたダンボールが使わない場合が発生します。スペースも余計に使用してしまいます。

(2)手待ちのムダ
EC物流の現場では、出荷時にアソート、セット組作業などがあります。何点かの商品が届いていないために、予定していた作業ができなくなったり、一部だけ作業をして、届いたらまた作業を行うといったことがあります。そこで手待ちが発生します。手待ちは無生産の時間となります。計画的に作業が進められるようにお客様を巻き込んで入荷から作業までの緻密なスケジューリングが重要になります。

(3)運搬のムダ
EC物流の現場では、お客様ごと、作業ごとにエリアが分かれています。広い倉庫ではそのエリアが階層にわかれていたりします。流通加工を行うエリアが点々と別れてしまう場合があります。その移動をできるだけ無くし一気通貫で行う仕組みが必要になります。運搬は価値を上げない必要悪の活動ですから、少ないほど短いほど良いわけです。

(4)加工そのもののムダ
EC物流ではお客様のかたちに合わせて作業があります。例えばJANコードを貼り替えたり、袋を入れ替えたり、お買い上げ明細を出力して同封したり。(最近では個人情報の観点からお買い上げ明細をしない流れが主流になっております)実は、やらなくても良い加工を行っている場合があります。お客様と一緒になって、常に加工のムダを確認し続ける必要があります。

(5)在庫のムダ
EC物流の最大の課題は、商品在庫することです。サイト上の欠品防止や見せ方によって幅広いSKUを持とうとするネットショッピング様がおられます。できるだけ在庫は持たないほうが良いことは皆さん理解はしています。しかし、在庫は資産です。それを眠らせておくことは、使えない現金を倉庫に置いておくことと同じです。また、在庫している間に経時変化で劣化したり、保管や移動、管理に費用がかかります。

(6)動作のムダ
EC物流の現場では、この動作のムダが一番目につきます。探す、しゃがむ、持ち替える、調べるなどの動作は価値を生み出しませんから、工夫してこれらを省くようにする必要があります。特にピッキング時での歩数を管理したり、作業台の資材の置き場などを工夫することで、動作のムダはかなり省略できるのです。

(7)不良をつくるムダ
EC物流の現場では、ピッキング間違いが作業不良であるという考えがあります。ピッキングされた商品が間違っていると、もう一度、一からやり直すこととなります。流れが止まってしまう瞬間です。それと、作業上の事故により商品を破損してしまってはすべてがムダになります。お客様への弁金だけではなく、購入していただいたお客様にもご迷惑をかけることになります。商品破損、誤出荷は不良品をつくることと同じであります。

上記のほかにもEC物流の現場には多くのムダが発生します。生産現場と物流現場と多少違いがあっても置き換えることは出来ます。基本は同じであるということです。

 

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