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【冷凍冷蔵倉庫】EC物流の現場を学ぼうVol.11

2022.04.06 18:21

【冷凍冷蔵倉庫】EC物流の現場を学ぼうVol.11

新型コロナウィルス感染の影響により、世の中の移動が制限され、特に外食の利用が大きく制限される中、食のECへの需要が大幅に増加しております。それに加えて長期保存のきく冷凍食品の技術も向上し、更なる食品ECへの期待が高まっています。

そのような世の中の動きに伴い、新たなコールドチェーン構築が求められています。冷凍冷蔵倉庫もその中の一つです。ECという新たな流通と新たなコールドチェーンの一役を担うのが冷凍冷蔵倉庫の機能になります。今回は、【冷凍冷蔵倉庫】とはどのようなものなのか、当社の事例を踏まえてお伝えしていきます。


目次

冷凍冷蔵倉庫とは

2・温度管理による倉庫の種類

3・EC物流と冷蔵倉庫

4・3温度帯EC物流

5・まとめ 冷凍冷蔵倉庫に依頼するポイント

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1・冷凍冷蔵倉庫とは


営業倉庫の温度帯管理での【冷蔵倉庫】の分類であり。その分類は温度帯によって区分けされています。

【冷蔵倉庫】は、温度別に7つの階級に分けられており、10度以下から-20度未満はC級(チルド)、−20度以下はF級(フリーズ)に分類されます。

【3温度帯倉庫】

●常温(ドライ)温度管理の必要のない倉庫

●冷蔵(チルド)10℃~-20℃  C1級~C3級

●冷凍(フリーズ)-20℃~-50℃  F1級~F4級

3温度帯に加えて

●定温(低温) 10℃~20℃帯の倉庫(冷蔵・冷凍に属さない一定の温度帯)を常設していると  【4温度帯倉庫】と言われます。

【冷蔵倉庫】 温度帯区分  

C3級 +10℃以下 -2℃未満
C2級 -2℃以下 -10℃未満
C1級 -10度以下 -20℃未満
F1級 -20℃以下 -30℃未満
F2級 -30℃以下 -40℃未満
F4級 -40℃以下 -50℃未満
F5級 -50℃以下

それぞれの商品に適した温度帯で保管できる機能を持った倉庫のことを言います。それぞれの温度帯が専用パネルで仕切られており各温度が保たれる倉庫設備があります。

食品などの商品は、適温での保管が必要とされ、定められた温度下で、製造、輸送、保管、配送、販売を行う流通サプライチェーンを「コールドチェーン」と言います。

長期保存が可能な【冷凍食品】が冷凍技術の向上とともに、あらゆる食品が冷凍化されており、更なる温度管理の物流機能への需要が増加しています。

This photo was shot with a Canon EOS 5D Mark III and L-series lens.

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2・温度管理による倉庫の種類


◆常温倉庫(ドライ)

温度管理を必要としない倉庫のことです。外気温に左右されてしまうため、夏は倉庫内は高温になることがあります。

倉庫の立地条件に倉庫内の温度や湿度が左右されます。最近では現場の作業環境を改善するために全館空調完備の倉庫が増えつつあります。しかし、あくまでも作業環境の改善であるため、商品保管品質の為ではない場合が多い。

温度、湿度に条件がある商品の保管には適していません。

◆冷蔵倉庫(チルド)

倉庫の大分類では、-10度以下の倉庫はすべて冷蔵倉庫と呼ばれている。大分類の中でも、温度が-20℃以下の倉庫を冷凍倉庫(フローズン)と呼ばれて、区別されている場合が多い。冷蔵倉庫(チルド)は凍らない、冷凍倉庫は(フローズン)は凍ると大まかに分けられるが、温度設定はそれぞれに決められている。

冷蔵倉庫(チルド)で管理する商品は、野菜、果樹、練り物、乳製品、スイーツなどが主な商品です。

◆冷凍倉庫(フリーズ)

冷蔵倉庫の中でも、温度が-20℃以下に設定されてい倉庫を冷凍と言います。冷凍保存を目的に倉庫保管を行います。中でも極低温-50℃の冷凍倉庫は、冷凍マグロなどの海鮮物の保管に適した倉庫となります。

冷凍倉庫(フリーズ)で管理する商品は、冷凍食品、アイスクリーム、海鮮物などが主な商品となります。

◆定温倉庫(低温倉庫)

一定の温度(10℃~20℃)に保たれた倉庫のことです。常温のように季節や外気に左右されることのない保管状  況が保たれます。温度により品質が左右されてしまう商品の管理に適しています。

定温倉庫で管理する商品は、医薬品、化粧品、チョコレートなどが主な商品となります。医薬品や化粧品の保管は温度管理とは別に、専門の資格が必要になります。

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4温度帯倉庫にてあらゆる流通加工を行います。温度管理ができてEC物流が可能な高度なオペレーションを是非、ご覧ください。お気軽にお問い合わせください。↓


3・EC物流と冷蔵倉庫


冷凍・冷蔵の保管を専門に行う物流倉庫では保管業務をメインに行います。荷役(入荷・出荷)作業と保管作業のみを行うことが多く、出荷単位も※1パレットやケース単位でバラ・※2PCS単位は行わない場合が多い。温度変化による品質の劣化を懸念してそのような業務に特化する場合が多い。ケースからバラしてPCS(単品)での出荷や流通加工などは基本的に行いません。

特に、【冷凍倉庫】(フリーズ)内での作業は長時間行うことができず、身体的に支障が来す場合があります。防寒具や作業時間、ヘルスチェックなどの衛生管理の徹底が必要になってきます。

近年、ECの増加と冷凍技術の向上により、冷凍・冷蔵の環境下でのEC物流が求められています。温度管理下でのEC物流は、冷凍・冷蔵設備は勿論だがPCS(単品)での出荷や流通加工などの作業を行える高度なオペレーションが必要となります。消費者への個別発送がメインとなり、クール宅配便での発送になります。

※1 パレットとは荷物をのせる荷役台のこと。フォークリフトの差込口があり移動が可能となる

※2 pcsとは1商品の最小単位 バラとも言う

 

温度管理下でのEC物流は食品等を扱うことが多く食品衛生管理(HACCP)に基づいたオペレーションを行う必要があります。食品EC物流は特に高度な物流品質が求められます。

2021年6月からは、HACCP導入・運用が完全義務化となりました。完全義務化に伴い冷蔵倉庫において「HACCPの考え方を取り入れた」衛生管理が必要となり、当社でもHACCPの考え方を取り入れた衛生管理を行い、お客様の大切な商品を安心安全に管理させて頂いております。

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4・3温度帯EC物流


弊社の3温度帯【常温】(ドライ)【冷蔵】(チルド)【冷凍】(フリーズ)でのEC物流では、商品に適した温度管理下でのバラ管理、ピッキングさまざまな流通加工等を行うことができます。賞味期限管理、セット組、販促物の管理等もWMSによるシステマチックな作業が可能になります。食品等のネット通販にも一元管理で対応いたします。BtoB(企業間取引)BtoC(企業個人間取引)どちらの取引にも対応いたします。

【取り扱い品目】練り物、海鮮食品、冷凍食品、お弁当、ピザ、餃子、小麦、食肉、チョコレート、飲料、スイーツ、化粧品など

【冷凍冷蔵倉庫】 https://www.bukken-logi.co.jp/coldchain/

物研、初の冷凍冷蔵倉庫 食品EC物流に進出

 

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5・まとめ


【冷凍冷蔵倉庫】に委託するポイント 

・商品の適温に対応できるか

・冷凍冷蔵保管業務の実績があるか

・幅広い出荷形態に対応できるか    

・衛生管理が徹底されているか

・安心して任されて自社が本業に集中できるか

コロナの影響により食品EC市場が伸び続けている。冷凍技術も向上されて長期保管の可能な冷凍食品のラインナップが増え、益々食品のEC物流にはより高度な物流機能が求められてきますね。

今まで、BtoBでの商流に特化していた食品メーカー様が自社のECサイトを立ち上げてEC物流をアウトソーシングするメーカ様が増えています。

【冷凍冷蔵倉庫】でのEC物流をアウトソーシングしていこうと検討中の企業様は是非、当社へお問い合わせください。オンライン、リアルでの商談を受け付けております。お気軽にご相談ください。

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