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DFLとは何か?Design for Logisticsの考え方を物流会社の視点で解説

2026.04.14 08:00

 

【DFLとは何か?】

物流を後から考えない時代へ。いま注目されるDesign for Logistics

物流の世界では、これまで「商品を作った後に、どう運ぶかを考える」という流れが一般的でした。
しかし今、その順番が変わりつつあります。
その考え方を象徴するのが、**DFL(Design for Logistics)**です。DFLは、製品や包装、荷姿、保管、輸送、荷捌きまで含めて、企画・設計段階から物流効率を織り込む考え方として説明されています。


DFLとは何か

DFLとは、Design for Logistics の略です。
物流のコストや効率を、出荷段階だけでなく、製品の企画・設計段階から最適化する取り組みを指します。

つまりDFLとは、
“作ってから運ぶ”ではなく、“運びやすいように作る”
という発想です。


なぜ今、DFLが重要なのか

いまDFLが注目される理由は明確です。
物流業界では、人手不足、輸送費上昇、保管スペース不足、小口多頻度化などが進み、**「後工程で頑張って吸収する物流」**に限界が来ているからです。

DFLは「製品の企画・設計段階から物流視点を取り入れ、輸送効率や保管効率を最適化する経営戦略」と定義されて、継続的改善やデータ活用とセットで考える必要があるのです。

従来は、

  • 商品サイズが大きすぎる
  • ケースサイズがばらばら
  • パレット積載効率が悪い
  • 棚保管効率が低い
  • 梱包が過剰

といった問題が起きても、物流現場が工夫と人手で吸収してきました。
しかし今後は、それでは持続しません。だからこそ、設計そのものを物流起点で見直すDFLが必要になってきています。


DFLで何が変わるのか

DFLの効果は、単に「運びやすくなる」だけではありません。
実際には、次のような領域で差が出ます。

1. 輸送効率が上がる

荷姿やケースサイズ、パレット設計を見直すことで、積載効率が上がります。
船井総研ロジも、DFLによってパレット積載効率の向上や物流コスト削減が期待できるとしています。

2. 保管効率が上がる

商品寸法や外装サイズを物流視点で見直すことで、倉庫内の保管効率が改善します。
Hacobuも、DFLの具体領域としてパッケージ設計、物流資材の統一、製品仕様見直し、生産・在庫計画連動を挙げています。

3. 荷役・出荷作業が安定する

現場で扱いやすい荷姿に変われば、ピッキング、梱包、積み付け、検品などの作業負荷が下がります。
結果として、ミス削減やリードタイム短縮にもつながります。これは物流効率化の鍵として専門メディアでも繰り返し紹介されています。

4. 物流コストの構造が変わる

DFLは、単純な運賃交渉ではなく、そもそも物流コストがかかりにくい商品設計・包装設計に変える考え方です。
つまり「安く運んでもらう」のではなく、“運びやすい構造を作る”ことでコストを下げる発想です。


DFLは包装設計だけではない

DFLというと、段ボールや梱包サイズの見直しだけをイメージしがちです。
しかし実際は、もっと広い考え方です。

専門記事では、DFLの対象として次のようなものが挙げられています。

  • 製品そのものの形状
  • 包装設計
  • 荷姿設計
  • パレットや物流資材の標準化
  • 物流ネットワーク設計
  • 情報システム設計
  • 在庫配置や生産計画との連動

つまりDFLは、
「商品」と「物流」を別々に考えないこと
とも言えます。


物流会社にとってのDFL

DFLは、メーカーや荷主企業だけの話ではありません。
むしろ物流会社にとっては、大きな提案機会です。

なぜなら物流会社は、

  • どこで荷待ちが起きるか
  • どこで積載ロスが起きるか
  • どこで保管効率が悪いか
  • どこで作業負荷が高いか

を現場で見ています。
つまり、物流のムダがどこにあるかを最も知っている立場です。
だからこそ物流会社は、単に預かって運ぶだけでなく、荷主に対して設計段階から改善提案できる存在になれます。


BUKKEN視点で見るDFL

BUKKENのように、EC物流、食品物流、流通加工、複数拠点運営を行う会社にとって、DFLは非常に相性の良い考え方です。

例えば、

  • ケースサイズを見直して保管効率を上げる
  • ピッキングしやすい荷姿にして出荷精度を上げる
  • パレット規格を統一して積載効率を高める
  • ギフトや食品EC向けに梱包仕様を最適化する
  • 拠点間移動や温度帯別運用まで含めて全体最適を考える

こうした提案は、単なる倉庫業務ではなく、物流起点の経営支援です。
DFLは、物流会社が「受け身の業者」から「提案するパートナー」へ進化するためのテーマでもあります。


まとめ

DFLとは、
物流を後から考えるのではなく、最初から織り込むことです。

  • 運びやすい商品にする
  • 保管しやすい荷姿にする
  • 作業しやすい包装にする
  • コストがかかりにくい流れを作る

これらを設計段階から考えることで、物流は大きく変わります。
そしてこれからの時代、物流会社に求められるのも、単なる作業受託ではなく、こうした構造改善を提案できる力です。

物流を後工程にしない。 物流を設計の中に入れる。
それが、これからのDFLです。


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